2012/10/20

少し前の出来事。

ブログを書くということは中々大変な事だと気づく今日この頃。

筑波の応接間兼ホームコンサートホール完成に伴って、依頼主のKIKIさんの音楽ユニット『Forest』のコンサートが 開かれました。
筑波で暮らす方々と、お友達の方々たくさんの方がコンサートと部屋を見にいらっしゃいました。


KIKIさんの挨拶から始まりsound of music の My favorite thingsの音が部屋の空気を揺らし始めると、デザインを考え始め、解体、大工、左官、塗装、家具と長い時間を鮮明に回想し始め、感極まる感覚を覚えました。
 KIKIさんの歌声につられ、『White wall and furniture and music in a room. These are a few of my favorite things.』 と思えました。


今までの内装は引き渡しの時点で完成のイメージが強かったのですが、今回は人が空間に入り込み、時間を分かち合い、音が空気、人を揺らし完成といった感覚でした。まさにNUB creative worksのコンセプトである、

人と人、人とモノ、モノと空間、空間と時間、時間とモノ、モノとオト、オトと人、、、 とりまく無限の関係性をより心地よいものにするための[ NUB ]をデザイン、制作する。

 

を小規模ではありますが形にすることができ、充実感を感じました。
更なるモノを作るべく、日々学び、日々考え、日々感じていこうと思える大きな大きな一歩になった思いました。


現代に生きる人々は忙しさの中で、生き甲斐を見いだしているように感じていましたが、この1日は本来の人のあるべき姿を見れたような気がし、とても学ぶ事が多かったと感じました。



心を亡くす、と書いて忙。忙しいというのは決して悪い事ではないと思うが、 ゆったりとした時間を心を許せる友と分かち合うのは本当に素敵なことだと感じた。
それを演出する空間を作る事ができたこと、意思を持ってモノ作りを続けて来れたことをとても幸せに感じた。
やはり、人との繋がりが最も大切だと再確認できた。そんな一日でした。


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